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  • 執筆者の写真はーこ

Hearko創業の想い Part 1

更新日:2021年8月11日


こんばんは!ギフトブランドHearko代表の内藤です。


前回のブログからまた日が空いてしまいましたが…

予定通り、今回はこのブランドを立ち上げた経緯について共有させていただきたいと思います!


もっとHearkoについて、私について、知ってもらいたいという想いと、もしも独立や起業をしようか迷っている…自分の生き方に満足していない…という人がいたら、読んで少しでも参考になれば、と思っています。




まず、私の経歴をかれこれ20数年遡ると…

幼少期からとにかく絵を描くことが大好きでした。


小学1年生の時の将来の夢は画家。


4年生の時は漫画家。


中学2年生の時には、昔から愛読していた「りぼん」に自分の描いたマンガを投稿したこともあります。

結果は、下の中くらい。いただいた評価によると、絵はいいけれど、話がイマイチなようでした。当たり前のことなのに、「そうか、漫画家は絵が描けるだけじゃダメなのか…」と気付き、漫画家への夢は次第に薄れていきました。



そして高校2年生。

今まで漠然と「美術系に進みたい」と思っていた気持ちが具体的になりました。

美術の授業で観たアートディレクターの佐藤可士和さんのドキュメンタリー番組(たしかプロフェッショナルだったように記憶していますが…)がきっかけで、デザインという世界を知りました。


大学では美術を学ぼうと決めたものの、受験では一度失敗して、浪人。

浪人中、大学受験の課題の一つであった紙立体の魅力にはまっていき、いつからか平面よりも立体作品をつくるほうが楽しくなりました。

その後なんとか第一志望の筑波大学芸術専門学群に合格。

大学へ入っても、私は紙立体を作り続けました。

そんな作品を好んで作っていたのは大学でも私だけでした。

写真は、私が制作した紙立体作品の一部です。

のちの卒業制作では、茗渓会賞という賞をいただきました。


紙立体 Paper ∞


紙立体 Paper ∞



ずっとそんなことをしていたので、いざ就職活動となった時には困りました。


だけど、私はものづくりが大好きで、自分がつくったもので人を笑顔にしたいという想いは誰にも負けませんでした。


大学時代に所属していたサークルで似顔絵を描いたTシャツを作ってプレゼントした時。


姉の結婚式でウェルカムボードを作ってあげた時。


「その喜びを仕事にできるなんて、なんて幸せなんだ!」と、とにかく「デザイナー」と名のつくものになりたかった私は様々な業種・会社を受けました。




デザイナーというのは狭き門で、就職活動もかなり難航し、丸一年かかりました。

結局、唯一内定をいただいたデザイン会社で就職することになりました。







写真は、学生の時に初めて作ったウェルカムボードです。

やはりここでも紙を使用。今見ると本当に恥ずかしいクオリティーですが…。





念願のデザイナーになれたものの、入社当初は心身ともにしんどい思いをしました。

ご想像の通り、デザイン業界は激務です

。定時に退社したのは入社から2日目くらいまでだったでしょうか。

それからは終電で帰ることがほとんどで、朝まで徹夜して、お風呂に入りに一旦帰宅し、またすぐに出勤する。という日も度々ありました。



だけど、身体的苦痛よりも精神的な苦痛のほうが大きかった…

ここでは具体的には書きませんが^^;




そんな労働環境だったので、私を含め7人いた同期は、気がついたら私ともう一人だけになっていました。



そのような会社への不満や将来の不安に加え、商業デザインは私が元々やりたかったことではないと気付くようになりました。


「消費者のためのデザイン」だと思っていた商業デザインは、いつからか「クライアントが納得するためのデザイン」だと思うようになりました。

もちろんクライアントが喜んでくれた時は嬉しいですし、自分のデザインが世に出回るのは感動的なことです。ものを売ることの難しさや面白さも学びました。


ですが、誰のためにデザインしているのかわからなくなってきたのです。



「目の前の人のために心を込めて何かをつくり、それで人を喜ばせたい、笑顔にしたい」という想いが次第に強くなっていきました。




そんな頃、周りで結婚する友人が増え、ウェルカムボードの制作を頼まれることが多くなりました。


「あの子は、この色が好きだから…」「あのカップルは、こういう出会いだったな…」そんなことを考えながら制作し、それを渡した時に喜んでもらえることが本当に嬉しく、私がやりたかったことはこれだ!!と思いました。


思い立ったらすぐに実行に移さないと気が済まない私です。

会社に勤務する傍ら、ウェルカムボードのデザインを考え、インターネットでの販売を少しずつ始めました。


こうしてHearkoは誕生しました。



ちなみにHearko(ハーコ)というブランド名についてですが、私自身のあだ名(はーこ)からきています。

覚えてもらいやすいほうがいい、というアドバイスを受けて^^


それだけではなく、Heart(ハート)のhako(箱)つまり、“心を込めた贈り物”という意味を込めています。

ちなみにロゴマークもすべて自分でデザインしています。



一度誕生したHearkoですが、すぐに保留状態となりました。その後についてはPart 2で!


こうして振り返ってみると、私の人生はたくさん回り道をして、人一倍苦労して、

だけどいつも自分の気持ちに馬鹿正直だな…と思いますね。笑



「迷ったときは困難な道を選ぶ」尊敬する佐藤可士和さんの言葉です。

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